ウイルス対策ソフトウェアは、既に知られたウイルスやワーム、トロイの木馬、その他の悪質な攻撃からコンピュータを保護します。これらの攻撃はコンピュータを 『病気』 にしますが、この場合、インフルエンザより始末が悪いのです。ウイルスやワーム、またはそれに類似したものは、時にはファイルを削除したり個人データにアクセスしたり、あるいは他のコンピュータを攻撃するためにコンピュータを乗っ取るといった悪質な活動を行ないます。
ウイルス対策ソフトウェアを使い予防接種をすることで、コンピュータが 『病気』 になるのを防ぐことができます。実際の予防接種と同じく、一回だけでは十分ではないということを覚えておいてください。定期的な免疫追加が必要なのです。この場合、単にウイルス対策ソフトウェアを定期的に更新することを意味します。これらの更新は通常、ウイルス対策ソフトウェア ベンダーから提供される情報の定期購読という形で利用できます。
コンピュータを安全に保つための 3 つの重要な手順
手順 1. コンピュータにウイルス対策ソフトウェアをインストールします
コンピュータにウイルス対策ソフトウェアがインストールされ、有効な状態であることは重要な意味を持ちます。
ウイルス対策ソフトウェアがインストールされていることを確認するには？
主要なコンピュータ製造業者の多くは、新しいコンピュータに、よく知られたウイルス対策パッケージのトライアル版を少なくとも一つは組み込んでいます。ウイルス対策ソフトウェアが最新の状態であるか確認するには、手順 2 を参照してください。
ウイルス対策プログラムを表示するには、[スタート] ボタン メニューから [プログラム] リストをクリックします。ホーム ユーザーのためのウイルス対策ソフトウェアを提供する会社には日本ネットワークアソシエイツ株式会社、株式会社シマンテック、トレンドマイクロ株式会社があります。
ウイルス対策ソフトウェアをインストールするには？
コンピュータにウイルス対策ソフトウェアがインストールされていない場合、上に示した会社の一つからプログラムを入手します。ウイルス対策ソフトウェア ベンダーの中には、会社のウェブ サイトからダウンロードできるトライアル版を提供しているところもあります。
既にウイルス対策ソフトウェアはインストールされているが、別の会社の製品を新たにインストールしたい場合、新しい製品をインストールする前に、現在インストールされている製品をアンインストールするようにしてください。
手順 2. 古いウイルス対策ソフトウェアは、無能なウイルス対策ソフトウェアであることを意味します
ウイルス対策ソフトウェアは新たな攻撃から身を守るため、定期的な更新に依存します。これらの更新を購読していない場合、コンピュータは、悪質なソフトウェアからの攻撃を受けやすくなります。
ウイルス対策ソフトウェアが最新の状態であることを確認するには？
ウイルス対策ソフトウェアが常に最新であり有効な状態を保つには、ウイルス対策ソフトウェアの提供会社から年間定期購読権を購入する必要があります。
定期購読権を購入すると、ほとんどのウイルス対策ソフトウェアでは、インターネットに接続した時点で更新が行なわれます。
ソフトウェアが最新の状態であることを確認するためには、[スタート] ボタン メニューまたはタスク バーからウイルス対策プログラムを開き、更新状態を表示させます。ウイルス対策ソフトウェアが最新であるか確認できない場合には、ウイルス対策ソフトウェア提供者に連絡を取ってください。
手順 3. ウイルス対策ソフトウェアがシステムを保護するために正しく設定されているか確認します
下記の項目は、ソフトウェアをインストールする際デフォルトで設定されており、期間延長を目的として設定を外すことはできません。新しいソフトウェア プログラムをインストールするため、あるいは他の理由でこれらの設定を外す必要がある場合には、可能な限りすぐに設定を再度有効にしてください。
「on-access」 または 「real-time」 スキャニングは有効になっている必要があります。この設定が有効になっていることを示すためのアイコンが、通知エリアに表示されます。このアイコンをクリックすると、お使いのウイルス対策ソフトウェアの設定詳細を見ることができます。 ( [スタート] ボタン メニューから [プログラム] リストを開き、お使いのウイルス対策ソフトウェアのアイコンをクリックすることでも、同じ情報が得られます。)
ウイルス対策ソフトウェアでハード ディスクの定期的なスキャンを実行する必要があります。
ウイルス対策ソフトウェアはデフォルトで、電子メールをスキャンする設定になっている必要があります。