導入前の設定 No.1
FileMaker Pro 8(8.5) の設定
ODBC Client ドライバのインストール

1.FileMaker Pro 7 インストールCDを開き、「 xDBC 」フォルダを開きます。
2.更に「 ODBC Client Driver Installer 」フォルダを開き、「 setup 」インストーラを実行します。
3.インストーラのダイアログに従ってインストールを実行します。
ご注意:
ファイルメーカー社より「 ODBC Client Driver 」のインストールが正常に行われない現象が報告されています( [ ODBC データ ソース アドミニストレータ] の [ドライバ] タブに DataDirect SequeLink ドライバが表示されない)。その場合の対応方法は、ファイルメーカー社のサポート窓口にお問い合わせください

ODBC / JDBCの設定( FileMaker の設定 )

1.FileMaker Pro 8( 8.5 )を Administrator 権限で起動し、読み取ったバーコード情報を入力するデータベースファイルを開きます。
2.読み取ったバーコード情報を入力するデータベースファイル「inout」を開き、FileMaker Pro 8 のメニューから、「編集」-「共有設定」-「 ODBC / JDBC 」を選択します。
3.読み取ったバーコード情報を入力するデータベースファイル「inout」が次の設定になっていることを確認します。

ファイル ODBC / JDBC共有 ODBC / JDBCアクセス
inout オン アクセス権セットによってユーザーを指定
他のリレーションファイル オン ユーザーなし
[inout.fp7]ファイルの設定

他のリレーションファイルの設定
DataDirect SequeLinkの設定(Windowsの設定)

1.「コントロールパネル」-「管理ツール」-「データソース( ODBC )」を開きます。
2.「ユーザーDNS」タブを表示している状態で、[追加]ボタンを選択します。


3.データソースドライバ一覧の中から、「 DataDirect 32-BIT SequeLink 5.4 」を選択し、[完了]ボタンをクリックします。
 データソースドライバ一覧に該当のドライバ名が見つからない場合は、再度ドライバのインストール方法をご確認ください。


4.「 DataDirect SequeLink for ODBC Setup 」ウインドウが開きますので、各項目を次のように設定します。

設定項目名
設定値
Data Source Name
BE3
Description:
空欄)
Use LDAP
(チェックなし)
SequeLink ServerHost:
127.0.0.1
SequeLink ServerPort:
2399
Server Data Source:
(下記方法でデータベースファイルを指定)
Server Data Source指定方法

1.「 SequeLink ServerHost 」「 SequeLink ServerPort 」を入力後、「 Server Data Source 」テキストボックス右のボタンを選択し、「 Server Data Sources 」選択ウインドウを開きます。

2.「ODBC / JDBCの設定」が完了していれば、ODBC / JDBC 共有が可能なファイル名の一覧が表示されます(この画面では、日本語のファイル名が文字化けします)。

3.[inout]と表示されている行を選択して、[OK ]をクリックします。

参考:
● 文字化けした行が複数行表示される場合は、「inout」以外の日本語のファイル名を持つファイルを閉じておくことで選択がしやすくなります。
●バーコード情報入力用ファイルを新たにご準備いただく際は、ファイル名をアルファベットなどの1バイト文字で作成すると確認しやすくなります。

4.各項目に設定値を入力後、「 DataDirect SequeLink for ODBC Setup 」ウインドウ下にある [ Test Connect ] ボタンを実行し、設定値を確認します。

5.「 Logon to SequeLink Servcice 」ウインドウが開いたら、次のように設定し[OK]ボタンを選択します。

項目名 設定値

DatabaseUser Name: admin
Database Password: (空欄)

6.接続テストに問題がなければ、ダイアログが開き「Connection test was successful」と表示されます。

起動方法
FileMaker の起動

1. FileMakerを起動して、メニューから「ファイル」-「開く」を選択します。
2. ファイル選択ダイアログが表示されますので「inout」ファイルを選択して開きます。

Barcode Express の起動

1. 下記の手順で、Barcode Express を起動してください。
2「スタート」-「プログラム」-「 Barcode Express 」から Barcode Express を開く。
3デスクトップに保存された Barcode Express のショートカットアイコンを開く。

初回起動時のみ、ユーザー登録画面が表示されますので、ユーザー名とシリアルナンバーを入力してください。試用版から正規ユーザーへ変更する場合は、Barcode Express メニューの「その他」-「ユーザー登録」を開き、ユーザー名とシリアルナンバーを変更してください。ユーザー登録情報の変更だけで、Barcode Express 、データベースファイルはそのまま継続使用が可能となります。

操作ウインドウ

各部名称

■ 設定名
 設定リストに表示されるセット名称
■ テーブル名(ファイルメーカー Pro 5〜6使用の場合はファイル名)
 使用する FileMaker のテーブル名(またはファイル名)
■ カラム名1〜4
 FileMaker の対応フィールド名
■ アクティブカラム
 バーコード情報受信待機中のカラムは黄緑色で表示されます。
■ シリアルポート設定
 お使いのバーコードリーダーからバーコード情報を受信するための詳細な通信設定ウインドウを開くボタン
■ データベース設定
 登録したセット一覧を表示し、セット毎の詳細設定ウインドウを開くボタン
■ アンドゥ
 前のカラムへ移動
■ スキップ
 次のカラムへ移動
■ クリア
 各カラムに格納されたバーコード情報をすべてクリアするボタン
■ 送信
 各カラムに格納されたバーコード情報をデータベースエンジンに送信するボタン

シリアルポート設定

シリアルポート設定では、お使いのPCとバーコードリーダーが通信可能なように、ご使用環境にあわせた設定を行ってください。
出荷時の状態は、一般的なバーコードリーダーの通信仕様が設定されております。ご使用のバーコードリーダーの説明書(仕様・通信仕様など)を参照して変更の必要がある項目を設定してください。

■ シリアルポート(使用するCOMポートを設定)
COM1
■ ボーレート
9600ビット/秒
■ データ長
8ビット
■ パリティチェック
なし
■ ストップビット長
1ビット
■ 通信プロトコル
なし
■ ターミネータ
CR
データベース設定

設定リスト
1. 設定名
 現在選択している設定の名称を入力・変更します。
2. マクロ番号
 マクロ番号を設定すると、マクロ番号バーコードを読みとるだけで、データベース設定の切り替えが可能です。
 マクロ番号での設定切り替えを使用する場合は、マクロ番号を1 〜 10 のいずれかに設定します。設定を切り替えるには、該当するマクロ番号バーコードを読み取ります。

3. データベース


●バージョン
 使用するFileMakerバージョンを指定します。
●テーブル名
 バーコード情報をレコードとして追加する FileMaker Pro のテーブル名(ファイルメーカーPro5.0〜6.0の場合はファイル名)を、記入します。
FileMaker Pro 8(8.5) でご使用時の注意[1]
 [1] FileMaker Pro 8(8.5) ・ODBC ドライバの仕様による制約のため、指定するテーブル名、フィールド名は半角英数文字(1バイト文字)をご使用ください。
●カラム1〜4
 データベースエンジンとして使用する FileMaker Pro ファイルのフィールド名を記入します。
 バーコードリーダーが読み取った情報は、各カラム欄に設定したフィールドへ追加されます。
 ご注意:バーコード情報を追加するフィールドのフィールドタイプは、バーコード情報を入力可能なフィールドタイプでご使用ください。
 

FileMaker Pro 8(8.5) でご使用時の注意[1]
4. ODBC

●データソース名
 「BE3」と入力します。
 * 「Windowsの準備」FileMaker Pro 8(8.5)で設定したデータソース名を設定します。
●認証:アカウント名・パスワード
必要がない限り初期値のままご使用ください。初期値は、次の通りです。

 
アカウント名
パスワード
FileMaker Pro 8(8.5)
admin
(空欄)
データベースファイルの「アカウントとアクセス権設定」を変更した場合は変更が必要

5. オプション

●FileMakerファイル名
 右側のボタンをクリックし、バーコード読み取り時に実行する、FileMaker スクリプトが含まれたファイルを指定します。(※4)
FileMaker Pro 8(8.5) でご使用時の注意[2]
 [2] FileMaker Pro 8(8.5) ・ODBC ドライバの仕様による制約のため、指定するファイル名やそのファイルを含むフォルダ名には角英数文字(1バイト文字)をご使用ください。
●スクリプト名
 バーコード認識時に実行する FileMaker スクリプト名を入力します。(*4)

 FileMaker Pro 8(8.5) でご使用時の注意[2]
 [2] FileMaker Pro 8(8.5) ・ODBC ドライバの仕様による制約のため、指定するファイル名やそのファイルを含むフォルダ名には角英数文字(1バイト文字)をご使用ください。

 FileMaker Pro 8(8.5) でご使用時の注意[3]
 [3] 起動するスクリプトは、FileMaker Pro 8(8.5) の [スクリプト]メニュー に表示させておく必要があります。
●最前面表示
 バーコード認識時、FileMaker を最前面に表示する場合は、チェックを入れます。

●自動送信
 設定されたカラムの最下欄にデータが追加されたとき、自動でデータをデータベースへ送信したい場合、「自動送信する」欄のチェックをオンにします。
「自動送信」のチェックがオフの場合は、バーコード情報読み取り後「送信」ボタンをクリックするか、「SUBMIT」コードを読み取りデータを送信します。

ご注意:
 ※4 バーコード読み取り時に実行するよう指定できる FileMaker スクリプトは、お使いのPCハードディスク内に保存された FileMaker ファイルに含まれるスクリプトのみとなります。
FileMaker の制約により、Barcode Express から直接、共有ファイルに含まれる FileMaker スクリプトを指定し実行することはできません。共有ファイルに含まれるスクリプトを実行したい場合は、PCハードディスク内に保存された FileMaker ファイルのスクリプトから共有ファイルのスクリプトを実行するよう指定してください。
FileMaker Pro 8(8.5) でご使用時の注意
[1] FileMaker Pro 8(8.5) ・ODBC ドライバの仕様による制約のため、指定するテーブル名、フィールド名は半角英数文字(1バイト文字)をご使用ください。
[2] FileMaker Pro 8(8.5) ・ODBC ドライバの仕様による制約のため、指定するファイル名やそのファイルを含むフォルダ名には角英数文字(1バイト文字)をご使用ください。
[3] 起動するスクリプトは、FileMaker Pro 8(8.5) の [スクリプト]メニュー に表示させておく必要があります。