京都府高校秋季大会

 昨年の大会の準決勝、花園VS同志社の試合は、花園の貫録勝ちといえる試合だったが同志社の善戦が目についた。あれから一年。同志社は、近畿大会でも準優勝、今は追われる立場でもある。
 準々決勝は、前半から大差がついてしまうゲームが多かったが、第3試合の同志社VS東宇治だけは別だった。前半から東宇治陣内での攻防が多くスコアとしては、32−3となってしまった。しかし選手達には点差が気づかなかったのではないだろうか、それほど内容の濃い試合といえる。
 花園・伏工の2強時代が何年かつづきここ2〜3年は、同志社や東山が加わり京都の高校ラグビーは戦国時代と言える。ここへ今、東宇治がまた新しい旋風を起こすかもしれない。

月刊ラグビーフットボール情報誌RUGGER1983年11月号より

資料提供:小野雅智 君