3章 法律(ほうりつ)にかかわること
 今まで、インターネットでおこる問題について説明してきました。ここでは、現実(げんじつ)の世界でもつかわれている法律(ほうりつ)のなかで、とくに、インターネットで問題(もんだい)になっているものを説明(せつめい)します。

3.1 著作権(ちょさくけん)について
 著作権(ちょさくけん)というものは、文章(ぶんしょう)、音楽、絵画(かいが)、写真(しゃしん)、映画(えいが)、コンピュータのプログラムなど、「人間が文字や記号、音や色などで新しく作ったものをまもるための仕組(しく)み」で、著作権法(ちょさくけんほう)という法律(ほうりつ)で決められています。
したがって、コンピュータのソフトウェアや、アニメやサンリオのキャラクター、だれかが書いた文章、絵などはすべて、著作権(ちょさくけん)の関係(かんけい)で、勝手(かって)につかうことはできません。インターネット上では、かんたんに絵や文章が手に入るため、著作権(ちょさくけん)をまもらない人がたくさんいます。けれども、だれか他(ほか)の人が書いた文章や絵を自分が作るWebページや宿題のレポートなどにつかうときには、著作権(ちょさくけん)のことを考えなければなりません。
具体的(ぐたいてき)にやってはいけない例には次のようなものがあります。
 ☆友だちが作ったWWWのページの文章や写真を、勝手につかうこと。
 ☆本、ざっし、新聞(しんぶん)などの文章や絵、写真を勝手につかうこと。
 ☆テレビやビデオから取りこんだ映像(えいぞう)をつかうこと。
 ☆まんがやアニメにでてくるキャラクターをまねてかいた絵をつかうこと。
 ☆音楽や歌の歌詞(かし)を勝手につかうこと。
 ☆友だちからの電子メールの内容(ないよう)を、友だちの許可(きょか)なしに、勝手につかうこと。
 ☆けいじ板の文章を、勝手につかうこと。
 これらのことはすべて、著作権(ちょさくけん)の法律(ほうりつ)をまもらないことになってしまいます。その他、コンピュータのソフトウェアを勝手にコピーして友だちにあげたりすることも、著作権(ちょさくけん)をまもらないことになってしまいます。
どうしてもつかいたいときには、必ず、書いた人につかってもよいかをきくようにしましょう。返事(へんじ)をもらえることもおおいからです。
ただし、スヌーピーやミッキーマウスなどのキャラクター、新聞(しんぶん)の記事(きじ)などは、許可(きょか)がおりない場合(ばあい)が多(おお)いので、そのときは、あきらめるしかないでしょう。
 また、インターネット上にあるデータや書店で売っている本の中には、「著作権(ちょさくけん)フリー」と書かれたイラストやソフトウェアがあります。これらのイラストやソフトウェアは、著作権(ちょさくけん)のことをかんがえずに自由につかってもかまいません。けれども、イラストを書いた人の名前などは、やはりどこかに書いておくようにしましょう。また、著作権(ちょさくけん)フリーのソフトウェアは、フリーソフトウェアといい、無料で自由につかうことができます。また、にたようなものにシェアウェアとよばれるソフトウエアがあります。こちらは、ためしにつかってみて、もし気に入ったらその作者にお金をはらう仕組(しく)みになっています。
著作権(ちょさくけん)のかんがえ方はたいへんにむずかしいので、自分ではんだんせず、自分が著作権(ちょさくけん)をまもっているかどうかを先生かおうちの人に見てもらうようにしましょう。
また、もし、自分の書いた文章や絵や写真が、自分の知らないうちに他の人のページにつかわれているのを発見(はっけん)したら、すぐに、先生かおうちの人に相談(そうだん)してください。

3.2 写真について
 自分で作っているWWWのページに写真をのせてみたり、メール友だちに、自分のうつっている写真を送(おく)りたくなることもあるでしょう。写真の場合、自分だけではなく、友だちや知らない人が写 っていることもあります。そのような場合、その写真をつかうには、うつっている人すべてに、のせてもいいかをきかなければなりません。
写真をつかいたいと思ったら、まず、先生かおうちの人に相談(そうだん)して、写真にうつ っている人に迷惑(めいわく)がかからないかどうかをたしかめるようにしましょう。

3.3 取り返しのつかないこと
 「2.3 なんでも答えないこと」で、住所や電話番号、お父さん、お母さんのことを聞かれたら、先生やおうちの人に相談(そうだん)するようにと説明(せつめい)しました。また、こういった内容(ないよう)を、電子メールに書いたりWWWのページにのせたりしてもいけないことも説明(せつめい)しました。おなじように、友だちの住所や電話番号なども、だれかにおしえてしまったり、電子メールに書いたりWWWのページにのせたりしてはいけません。その情報(じょうほう)をてがかりに、だれかわるい人が友だちのうちにどろぼうに入るかもしれません。
書いて良いこととわるいことがわからなくなったら、すぐに先生やおうちの人にみてもらうようにしましょう。インターネットでは、とりけしがきかないこともおおいので、じゅうぶんに注意(ちゅうい)しなくてはなりません。